外部専門家の調査、不適切な在庫計上は7000万円に
ブックオフホールディングス(HD)は8月6日、子会社が運営している書籍やDVDなどの買い取り店舗の複数で在庫を不適切な形で計上し、不正に現金を受け取っていた恐れが浮上したのを受けて設置している、外部専門家による特別調査委員会の現時点での調査結果を公表した。
取引が存在しない架空の買い取りをシステム上に記録し、買い取りに要したと偽った金額を従業員が着服したり、実際に買い取っていたものの単価や点数を水増ししてその分の現金を着服したり、こうした行為が発覚しないよう架空の在庫金額を記録したりするなどの問題行為が、国内の24店舗で見つかったと説明。
不適切な在庫計上の額は現状で7000万円に上っているという。
現在、特別調査委員会が調査を継続しており、グループ全従業員へのアンケート実施などを予定している。
(藤原秀行)