国交省開発局が展開、「2024年問題」考慮
国土交通省北海道開発局は8月6日、道内で簡易パーキングや冬季のチェーン着脱場を中継輸送に活用する実証実験を展開すると発表した。
「2024年問題」を受け、長距離輸送が難しくなっているため、より容易に中継輸送を実施できる環境を整えることを目指す。
日本通運やヤマト運輸、北海道西濃運輸など16社が参加。道内の4カ所で8月以降、来年3月までに順次実施する予定。
これまでにも道北などで実験を行っており、新たに道南方面などへ向かうルートで実証実験に踏み切る。
中継輸送の拠点を利用する際の予約や相手との情報供給に、スマートフォンを使った予約システムを活用することを想定しており、実証実験で有用性を確認する。
実証実験は都市間を走る大型トラックから地域内を輸送する小型トラックへの積み替え中継拠点としても、簡易パーキングなどを使用し、課題の把握を図る。
(藤原秀行)