郵船ロジ、大塚製薬に環境負荷低い航空燃料SAF利用した輸送サービスを提供

郵船ロジ、大塚製薬に環境負荷低い航空燃料SAF利用した輸送サービスを提供

米国向け医療用医薬品に活用、Scope3で温室効果ガス排出削減後押し

郵船ロジスティクスは8月9日、大塚製薬と環境負荷の低い航空燃料「SAF」を利用した輸送サービス「Yusen Book-and-Claim」の利用契約を8月5日付で締結したと発表した。

大塚製薬による医療用医薬品の航空貨物輸送で、サプライチェーンを含めた温室効果ガス排出量(Scope3)削減をサポートする。

「Yusen Book-and-Claim」は顧客が郵船ロジとSAF利用契約を締結することで、郵船ロジが保有するSAF割当量を使用することができる。SAFの利用から郵船ロジ発行の温室効果ガス排出量削減証明書の入手までをワンストップで完結することが可能。

郵船ロジは東京都が推進する「企業のScope3対応に向けた航空貨物輸送でのSAF活用促進事業」の貨物代理店に採択されており、SAFの利用を促進している。「Yusen Book-and-Claim」を通じて、郵船ロジが手配する大塚製薬の日本発米国向け医療用医薬品の航空貨物輸送に関連するSAF利用相当量の排出量削減証明書を発行、Scope3で最大50tの排出量削減(2024年度)に取り組む。

(藤原秀行)

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