「積極的に採用する仕組みを社内で検討」、自動車教習所などと連携調整
SBSホールディングス(HD)の鎌田正彦社長は8月8日、東京都内の本社で開催した2024年6月中間連結決算の説明会で、トラックドライバー不足対策の一環として、外国人ドライバー受け入れの準備を進めていることを明らかにした。
鎌田氏は「(人材不足をカバーできる)めちゃくちゃチャンスだと思っている」との見解を表明。「相当(海外から)来てもらわないと労働力不足に対応できない。積極的に採用する仕組みを社内で検討している」と語った。
政府が専門的な技能や知識を備え即戦力となる外国人労働者を人手不足の分野で受け入れることを認める特定技能制度に「自動車運送業」を追加したのに伴い、実際に外国人ドライバーを受け入れられるようになるのは2025年以降との見通しを示した上で、自動車教習所や日本語学校と連携し、海外からの人材の日本語習得などをサポートしていく方向で調整していることに言及した。
(藤原秀行)