フジテック、横浜市の商業施設でエレベーターとロボットの連携システム導入

フジテック、横浜市の商業施設でエレベーターとロボットの連携システム導入

注文受けた商品を自動配送

フジテックは8月19日、相鉄グループの相鉄アーバンクリエイツと相鉄ビルマネジメントが運営する横浜市の商業施設「ゆめが丘ソラトス」向けに、エレベーターとロボットの連携システムを提供したと発表した。

7月に開業した同施設にエレベーター・エスカレーター計31台を納入。その際、従業員用エレベーター1台にロボットの連携システムを提供している。

 
 

フジテックが神奈川県内でロボット連携機能を提供するのは、今回が初めてという。

同施設では8月19日、ロボットを活用した商品配送サービスをスタートした。ロボットは自動でエレベーターに乗って施設内の飲食テナントで商品をピックアップし、施設内の顧客に商品を届ける。


ゆめが丘ソラトス エレベーターとロボットが連携する様子


ゆめが丘ソラトス(いずれもプレスリリースより引用)

フジテックはロボットフレンドリーな社会を目指す「ロボットフレンドリー施設推進機構(RFA)」に加盟し、ロボットがエレベーターを利用して階の異なるフロアへ自律的に移動できるよう支援する「ロボット連携技術」の開発を進めている。

既に複数の実証実験に参画しているほか、2023年には自社の事業所内でもロボットの業務運用を開始した。事業所内の書類配送業務や工場の部品運搬にロボットとエレベーターの連携機能を使い、ノウハウを蓄積している。

 
 

(藤原秀行)

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