臨時株主総会で株式併合など実施承認
エスライングループ本社は8月23日、東京証券取引所スタンダード市場、名古屋証券取引所プレミア市場への株式上場が9月17日で廃止になると発表した。
同社は創業家によるMBO(経営陣が加わった買収)を進めており、今年5~6月に実施したTOB(株式公開買い付け)で、エスライン創業家の山口嘉彦社長がMBOのために設立した特別持ち株会社「トモエ」(岐阜市)が議決権ベースで約63%を取得した。
山口社長らの資産管理会社「美美興産」(同)が保有している約12%と合わせて7割超を押さえている。
エスライングループ本社が8月23日に開催した臨時株主総会で、普通株式132万3240株を9月19日付で1株にする株式併合などの承認を得られたため、株主はトモエと美美興産の2社のみとなり、MBOが完了する予定。
(藤原秀行)