三菱ふそうとどこマップジャパン、ドライバーの労務管理支援アプリで提携

三菱ふそうとどこマップジャパン、ドライバーの労務管理支援アプリで提携

改善基準告示にも対応、連続運転時は自動でアラート

三菱ふそうトラック・バスとドコマップジャパンは8月29日、ドコマップジャパンが展開しているドライバー向け労務管理アプリケーション「docomapPLUS(ドコマッププラス)」を三菱ふそうのテレマティクスサービス「Truckonnect(トラックコネクト)」と組み合わせ、新たに「docomapPLUS powered by Truckonnect(ドコマッププラス・パワード・バイ・トラックコネクト)」としてサービスを始めたと発表した。

新サービスはドライバーが作業状況を記録するアプリケーションで、記録する作業項目は自由に設計が可能なため、必要な情報のみを作成・記録できるのがメリット。

 
 

ドライバーが記録した情報は管理者がリアルタイムに可視化できるほか、自動で日報を作成する。

改善告示基準にも対応しており、連続運転が発生した場合はアプリ上でアラートを発する。個別のドライバーのみへの送信と全ドライバーへの送信のいずれも可能で、送ったメッセージは自動で読み上げるため、ドライバーが運転中でもアラートの内容を把握しやすくなっている。

車両の運行状況管理が可能な「トラックコネクト」に加えて、ドライバーの労務管理も行いたい運送事業者のニーズに対応する。

ユーザーが複数ブランドの車両を所有している場合、三菱ふそう以外の車両も新サービスを使えるようにしている。

オプションとしてスケジュール機能、アルコールチェック機能、温度管理機能をそろえている。アルコールチェックや温度管理機能では、基準値を超えた場合に異常通知として運行管理者にメールにて通知できるようにしている。

料金は1ユーザーごとに月額500円(税別)。オプションのアルコールチェックは、1ユーザーごとに別途月額200円(税別)の契約料が発生する。アルコールチェックと温度管理向けの端末は別途購入する必要がある。

 
 

スケジュール機能は、ユーザー契約ID数が5IDまでの場合は無料、それ以上は1企業単位で月額4980円(税別)の利用料を徴収する。

(藤原秀行)

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