三菱系3社設立のEV関連サービス会社「イブニオン」が10月1日営業開始、物流企業など法人も支援へ

三菱系3社設立のEV関連サービス会社「イブニオン」が10月1日営業開始、物流企業など法人も支援へ

専用サイト通じ情報発信、最適な車種や充電器を紹介

三菱商事と三菱ふそうトラック・バス、三菱自動車工業の3社が今年6月に設立した、電気自動車(EV)関連サービスをワンストップで提供する新会社「イブニオン(EVNION)」(川崎市)は9月4日、東京都内で記者会見し、サービス内容などを公表した。

イブニオンは個人、法人のいずれもサービス対象に設定。専用ウェブサイト「イブニオンプレイス」を立ち上げ、個人や企業がEVを導入する際、最適な車種を提案するほか、採用すべき充電器や電力プランなども紹介、EVの普及を促進する。

物流企業へのEVトラック導入など、商用車についても支援する予定で、事業者向けにコンサルティングを行うことも想定している。イブニオンプレイスには当初、充電器メーカーなど約30社が参加する。EVの有効な利用方法などの情報発信にも注力する。

サイトの利用は無料で、将来は一部のコンテンツについて購読料などを設定することも念頭に置いている。


イブニオンの事業イメージ(同社提供)

イブニオン営業開始は10月1日の予定。当初は今年8月にサービスを始めることを目指していたが、準備に時間を要したことなどから2カ月遅れとなった。

イブニオンの窪田賢太社長は会見で、イブニオンのサービスについて「独立したオープンプラットフォームに成長させていきたい」と説明、EVは三菱自動車に絞り込まず、幅広いメーカーのものを取り扱っていく方針を強調した。


会見する窪田社長

(藤原秀行)

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