物流現場の繁閑踏まえ、有効活用を支援
日本GLPは9月5日、物流に携わる企業のさまざまな課題解決をワンストップで支援する「GLPコンシェルジュ」の新サービスとして、「GLPコンシェルジュ 床マッチ」の提供を開始すると発表した。
「GLPコンシェルジュ」は専用のコンシェルジュデスクで物流に関する課題や悩みの相談を受け付け、300社以上が名を連ねる「GLPコンシェルジュパートナー」の中から最適なソリューションを提供できる企業を選定、紹介している。
新サービスは繁忙期や閑散期における物量の変動や、1日の中での荷物の動きに関する情報を収集・可視化し、倉庫を借りたい事業者と空いている倉庫スペースをシステム上でマッチングする。
全国に約180棟の運営・管理物件を持つ日本GLPが、300 社を超える顧客とのネットワークを活用することで、柔軟に倉庫スペースを押さえられるようにする。
具体的には、まず倉庫利用者が運営拠点の荷物の動きをシステムに入力。そのデータを踏まえ、AIを用いたマッチングロジックに則り、物流に精通した「GLPコンシェルジュデスク」の担当者が相性の良い企業同士のマッチングを後押しする。
ユーザーはスマートフォンから数分程度で情報の登録が可能。多忙な物流管理者・担当者の負荷を軽減する入力フォームを用意している。新サービスは無償で、誰でも利用可能。
新サービスの第1段階の運用として、日本GLPがフラッグシップと位置付けている「ALFALINK(アルファリンク)」の各施設を中心に、同社が開発・運営する物流施設で展開していく予定。今後は日本GLPの管理物件以外の物流拠点も対象に含めていく計画。
(藤原秀行)