新期事業創出や脱炭素への貢献図る
商船三井系のコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)、MOL PLUSは9月6日、ノルウェーのKatapult Ocean(カタパルト・オーシャン)が運営している投資ファンド「Katapult Ocean Deep Blue Fund1(カタパルト・オーシャン・ディープ・ブルー・ファンド1)」に出資すると発表した。具体的な出資額は開示していない。
このファンドは主にシードステージからシリーズB段階にある、EU(欧州連合)や北米地域に拠点を置くブルーエコノミー領域(海洋分野の再生可能エネルギー、輸送、循環資源、食糧資源、水資源など)のスタートアップを投資対象としている。
カタパルトのスタートアップへのリーチ数は年間1000社以上、投資は70件近くに達し、ブルーエコノミー領域と強いネットワークを構築している。
MOL PLUSは今回の出資で、商船三井のノウハウとブルーエコノミーのスタートアップが持つユニークな取り組みを掛け合わせ、ブルーエコノミー領域で新規事業の創出を図る。
併せて、海運領域の脱炭素促進にもつなげていきたい考え。
(藤原秀行)