店舗用陳列什器などの「商環境」領域で成長図る
オカムラは9月13日、空調設備工事などを手掛けるマツハシ冷熱(長野市)の子会社で冷凍・冷蔵ショーケースの製造・開発を担う創研工業(同)から、冷凍・冷蔵施設の設計・製造に関する事業を12月21日付で取得すると発表した。
オカムラへの同事業譲渡は2022年11月、基本合意に達したことを開示済み。今回は9月13日付で正式に事業譲渡契約を結んだ。具体的な取得額は開示していない。
オカムラは長野県須坂市で冷凍・冷蔵ショーケースの新工場建設を進めており、25年1月に稼働を開始する予定。
創研工業は、オカムラがグループで運営している店舗用陳列什器などの「商環境事業」で取引関係がある。同社の製造・開発のノウハウを共有し、新工場をスムーズに立ち上げるとともに、生産能力と生産効率をさらに高め、商環境事業の成長を図る。
(藤原秀行)