TCI、フォークリフトの人身事故防ぐ人検知カメラシステムの利便性向上

TCI、フォークリフトの人身事故防ぐ人検知カメラシステムの利便性向上

警告灯とブザーのいずれかのみ選択も可能に

特殊車両用の電装品開発などを手掛けるTCIは10月10日、重機やフォークリフトに搭載し、周辺の人間のみを感知して人身事故を防ぐ人検知AIカメラシステム「DetectionAIAI」(ディテクテーションAIAI)について、システムの構成を見直すなど、より利便性を高めると発表した。

AIカメラが人間を検知すると、連動して警告灯やブザーで、周囲の作業員や通行人、運転手に危険を知らせている。

これまでの仕様は警告灯とブザーが一体で、非防水のLEDブザーのみ音量調整が可能だった。新仕様では警告灯とブザーを別にし、ユーザーは片方のみと両方のいずれかを選択できるようにした。

ブザー自体も音量調整可能な防水タイプに変更、警告灯も7種類の色の中から選択できるようにしている。

ブザーや警告灯は1つに対して、最大4台のAIカメラを連動させることが可能。車両の四方位にAIカメラを取り付けることで死角をカバーし、徹底的な人身事故対策を図ることができるとみている。

製品仕様・概要
フォークリフト 人検知AIカメラシステム DetectionAI
品番:DETAI-SET-A
視野角:140°
防塵防水規格:IP69K
動作電圧:DC 10~32V
動作温度:-20~70℃
保管温度:-30~80℃
サイズ:95×60×70(mm)
検知距離:0.5~10m

(藤原秀行)※いずれもTCI提供

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