新東名で大型トラック用いた自動運転技術の公道実証開始

新東名で大型トラック用いた自動運転技術の公道実証開始

トラックメーカー4社など参加、まずSAで自動駐車・発進可能かを確認

国土交通省と国土技術政策総合研究所、中日本高速道路(NEXCO中日本)は11月5日、自動運転トラックの早期実用化に向け、新東名高速道路(駿河湾沼津SA~浜松SA間)で、深夜時間帯に自動運転車優先レーンを設定し、車両開発と連携した自動運転サービス支援道による自動運転トラックの公道走行の実証実験を行うと発表した。

まず、高速道の自動走行に不可欠な要素技術の検証を同日、開始した。まず、自動運転トラックが自動で駐車・発進できるかをチェックする。

併せて、今年12月以降、工事規制などの「先読み情報」について、路側機から送信した情報をトラック搭載機器が適切に受信できるかを現地で確認する予定。

さらに、2025年1~2月をめどに、自動運転車の本線合流を支援する情報提供システムに関し、路側機から送った情報を適切に受信できるかどうかを現地で見極める。

豊田通商と先進モビリティ、日本工営、みずほリサーチ&テクノロジーズの4社は11月5日、今回の実験に関し、いすゞ自動車、日野自動車、三菱ふそうトラック・バス、UDトラックスの商用車メーカー4社と連携し、走行実証に参加すると発表した。


将来の自動運転トラック走行のイメージ(豊田通商提供)

2025年度はSAの発車から本線の合流・車線変更、目的地点への駐車までを、より実際の走行に近い形で検証する予定。

各社の役割

豊田通商 プロジェクト推進、全体計画管理
先進モビリティ 車両システム開発、評価試験
日本工営 実証実験運営
みずほリサーチ&テクノロジーズ 自動運転「レベル4」トラックを活用した物流システムの中で有用性の高い事業モデルの検討、事業性分析等
いすゞ 走行環境・運行条件の整理、評価、実証実験計画立案
日野
三菱ふそう
UDトラックス

(藤原秀行)

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