T2が「自動運転トラック輸送実現会議」設立、佐川やセイノーなど10社で構成

T2が「自動運転トラック輸送実現会議」設立、佐川やセイノーなど10社で構成

早期の実用化へ議論進める、他社にも参加呼び掛け

自動運転トラックの開発を手掛けるT2は11月6日、早期の実用化に向け、新たに「自動運転トラック輸送実現会議 ~L4 Truck Operation Conference~」を設立したと発表した。

同日時点でT2と佐川急便、セイノーホールディングス、JR貨物、日本郵便、福山通運、三井住友海上火災保険、三井倉庫ロジスティクス、三菱地所、KDDIの計10社が名を連ねている。

参加企業間で議論を重ね、各省庁とも連携しながら議論内容の対外発信にも努める。様々な企業などに参加を呼び掛ける。


T2のトラック車両


参加企業一覧(五十音順・T2提供)

T2は2022年8月の設立以来、「2024年問題」などに起因するトラックドライバー不足の解決に寄与するため、様々なパートナー企業と連携して「レベル4」自動運転(特定条件下での完全自動運転)による幹線輸送サービスの実証を推進している。

自動運転トラックによる物流オペレーションを成立させ、社会実装を実現するためには、様々な業界のプレイヤー間での共創が不可欠と判断。新たな組織を立ち上げることにした。

「自動運転トラック輸送実現会議 ~L4 Truck Operation Conference~」の概要

目的

・物流2024年問題の解決に向け、「日本の物流を共に支える」ことに共感頂ける仲間づくり

・業種の壁を越えた連携による迅速な自動運転トラックの社会実装(サプライチェーン最適化を含む)及び普及促進

活動内容

・L4オペレーション成立に向けた課題整理・解決策立案

・共同実証の結果共有、課題・改善に向けた議論

・L4普及拡大にむけた標準化・物流効率化推進

・技術開発、規制緩和、社会受容性向上に向けた共同での取り組み

開催頻度

・全体会合:3か月に1回

・月次WG:月1回

参加企業

 (五十音順、2024年11月6日時点)

・佐川急便株式会社

・セイノーホールディングス株式会社

・日本貨物鉄道株式会社

・日本郵便株式会社

・福山通運株式会社

・三井住友海上火災保険株式会社

・三井倉庫ロジスティクス株式会社

・三菱地所株式会社

・KDDI株式会社

・株式会社T2

(藤原秀行)※いずれもT2提供

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