大和工業グループ、兵機海運株式を市場経由で追加取得へ

大和工業グループ、兵機海運株式を市場経由で追加取得へ

「長期的に持続可能な物流体制築くための重要な一歩」、詳細は未定

大和工業は11月11日、兵機海運の株式を市場から追加で取得すると発表した。

大和工業は今年9月末現在、グループで兵機海運の株式を0.84%(議決権ベース)保有している。

両社は以前から事業で協力関係にあり、10月31日には資本・業務提携の協議を始めると開示していた。

大和工業は追加取得に関し「両社の協業関係をより強固にし、兵機海運の独立性を維持しつつ、長期的に持続可能な物流体制を築くための重要な一歩」と説明。段階的に取得する予定だが、具体的な取得の金額や株数など詳細は未定という。

兵機海運に対しては、外航海運事業を手掛ける富洋海運グループがTOB(株式公開買い付け)を実施しており、株式保有比率を20%近くまで上げることを目指している。大和工業はTOBについて言及していないが、富洋海運グループを意識した動きとみられる。

(藤原秀行)

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