1.5倍改善見込む、25年3月の本格導入目指す
カインズとQuanmatic(クオンマティク)は11月12日、量子計算技術を用いたダイナミック配送システムのPOC (概念実証)が完了、2025年3月に本格導入を目指すと発表した。
今回のプロジェクトは、カインズのホームセンター利用者向けサービス「CAINZお届け便」の効率化が狙い。量子計算技術を活用することで刻々と変わる受注状況に追従する配送計画を立案可能な技術を開発した。
過去の配送実績データに対してこの技術を適用した結果、配送効率が1.5倍改善できる見込みを得られたという。
両社は新技術を活用し、配送エリアの拡大や配送車両の集約・削減、配送件数の増加を図る。新技術は現在、特許出願中という(特許出願番号:特願2024-176474)。
(Quanmatic提供)
(藤原秀行)