東京建物、神奈川・相模原で9.4万㎡超のマルチ型物流施設着工

東京建物、神奈川・相模原で9.4万㎡超のマルチ型物流施設着工

25年末竣工予定、最大9テナント入居可能に

東京建物は11月29日、神奈川県相模原市で今年6月にマルチテナント型物流施設「(仮称)T-LOGI相模原」(地上5階建て、延床面積約9万4100㎡)の開発に着手したと発表した。

竣工は2025年12月末の予定で、本格的にテナント募集を開始する。

神奈川県内の「T-LOGI」ブランド物流施設は「T-LOGI横浜青葉」「T-LOGI綾瀬」「T-LOGI寒川」に続いて4件目。


「(仮称)T-LOGI相模原」竣工イメージ

「(仮称)T-LOGI相模原」は神奈川県の主要幹線道路の国道129号(厚相バイパス)に隣接し、神奈川県内陸工業団地の玄関口と位置付けられる圏央道の相模原愛川ICまで約2.0kmに位置。首都圏をはじめとした広域をカバーできる立地と見込む。

最大9テナントが入居可能なランプ型施設で、1階の最小分割区画は約4240㎡(約 1280坪)と小区画かつ平屋利用が可能な仕様にしている。

1階に入るテナントには専用の車両出入り口を設け、上層階と独立した車路の利用を可能にしている。

上層階は2~4階、3~5階をそれぞれメゾネットで利用できる区画にしている。高スペックの荷物用エレベーター、垂直搬送機(かご車・パレット兼用)を区画ごとにそれぞれ1基ずつ設置、効率的な縦搬送をサポートする。

他のT-LOGI シリーズと同じく、屋上に設置した太陽光パネルで生み出した電力を商用電力と併せて施設内で自家消費する予定。施設内で消費しきれない余剰分は同社が所有する他の施設に送電、再生可能エネルギーを余すことなく活用する。

自家発電・自家消費の仕組みにより、環境に配慮した施設の証「BELS(建築物省
エネルギー性能表示制度)」最高ランクの『ZEB』認証と「CASBEE」Aランクを取得する予定。


自家消費と送電のイメージ

位置図

概要

竣工 2025 年末
所在地 神奈川県相模原市中央区田名字花ヶ谷戸 12004 他(地番)
交通
  • 圏央道「相模原愛川」IC 約 2.0km
  • JR 相模線「原当麻」駅徒歩約 18 分
敷地面積 約 38,712 ㎡ (約 11,710 坪)
延床面積 約 94,100 ㎡ (約 28,465 坪)(予定)
規模 地上 5 階
形状 5 層ランプ型(トラックバース 1-3 階、4・5 階メゾネット)
設計 株式会社安藤・間
施工 株式会社安藤・間
構造 S 造
耐震区分 新耐震
プラットフォーム 1~3 階:高床式 1.0m
梁下有効天井高 各階 5.5m(予定)
柱スパン 10.1m(W)×9.6m(D)
床荷重 各階 1.5t/㎡ ※1.5t フォークまで使用可能
ドックレベラー 1~3 階:各階 7 台(予定)
バース数 大型車 計 125 台分(予定)
駐車場 普通車 計 200 台(予定)
トラック待機場 13 台(予定)

(藤原秀行)※いずれも東京建物提供

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