山九グループが「購買・調達方針」策定、公平・公正な競争環境確保と腐敗行為禁止など列挙

山九グループが「購買・調達方針」策定、公平・公正な競争環境確保と腐敗行為禁止など列挙

サステナブル調達実現の指針として順守

山九は12月17日、グループで「購買・調達方針」を12月12日付で策定したと発表した。

環境・社会・経済の持続可能性に配慮しながら製品やサービスを調達する「サステナブル調達」を実現するための指針としての役割を持たせている。



「責任あるサプライチェーンの構築」を推進し、企業としての社会的責任を果たすのが狙い。

購買・調達方針は「国内外で公平・公正で透明性のある取引を実行し、将来にわたる地球環境の維持と持続可能な社会の発展に貢献」する方針を明示。

以下、5項目をうたっている。

①法令の順守
自国と事業を展開する国、地域で適用される法令を順守する。

②公平・公正な競争環境の確保と腐敗行為の禁止
取引先へ機会を公平に提供し、品質や価格、納期を総合的に判断した公正で透明性のある取引を実行する。贈収賄や利益供与などの腐敗行為を禁じる。

③相互信頼
取引を通じての相互信頼を基盤として、取引先との共存共栄や新たな連携を目指し、望ましい取引慣行を順守する。



④持続可能な活動に配慮した取引の実施
調達・製造を含む全ての過程で、人権侵害の防止に努める。また、温室効果ガスの削減をはじめとした環境負荷の低減や気候変動への対応に取り組み、取引先とともに活動していくことで、持続可能な社会の維持に貢献する。

⑤機密保持の徹底
取引を行う上で、社員、取引先の機密情報が漏洩することがないよう、適切な管理を徹底する。

(藤原秀行)

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