阪急阪神エクスプレス、中国の現法を統合へ

阪急阪神エクスプレス、中国の現法を統合へ

25年1月1日付、事業体制強化と業務効率化図る

阪急阪神エクスプレスは12月27日、中国・上海の現地法人HANKYU HANSHIN EXPRESS(SHANGHAI)が、中国の事業体制強化と業務効率化を推進するため、中国国内の現法を統合し、2025年1月1日付で新体制に移行すると発表した。

現在、中国には現地法人4社(事業会社3社、倉庫会社1社)を構えており、そのうち事業会社3社(華北、華東、華南)がそれぞれ営業・オペレーション・管理部門を持ち、独自に企業活動を展開してきた。

拠点の整理(南京、鄭州、長春、西安、煙台の閉鎖)を経て、事業会社3社を統合することにより、中国全土の営業体制強化、機能集約による組織の合理化およびオペレーション・管理両部門の業務効率化を図る。

新体制ではHANKYU HANSHIN EXPRESS(SHANGHAI)を統合会社と位置付け、18分公司を傘下に置き、本社に新規営業部、市場開発本部、業務本部を新設する。

新規営業部は新規顧客の開拓と営業活動に特化し、市場開発本部は中国全土の市場調査と新商品開発などを担う。業務本部は中国全土におけるキャリア・ベンダーの管理を手掛け、仕入れコストの低減とサービス品質の標準化・向上に取り組む。


統合のイメージ(阪急阪神エクスプレス提供)

(藤原秀行)

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