物流などの現場負荷低減図る
物流現場など向けAIパワースーツを手掛けるドイツのGerman Bionic(ジャーマン・バイオニック)は1月7日、米ラスベガスの先進技術展示会「CES2025」で、最大36Kgの持ち上げ支援を提供する新たな量産型パワースーツ「Apogee ULTRA(アポジー・ウルトラ)」を開発したと発表した。
同日、発売した。同社は物流、製造、建設、手荷物取り扱い、ヘルスケア業界の従業員の作業負荷を軽減することに主眼を置いて設計したと説明。強度、適応性、従業員の安全性で新たなベンチマークを確立し、さまざまな高負荷作業の要求に応え、生産性を向上できるとアピールしている。
Apogee ULTRA
さらなるパワーを提供するUltraモード
Apogee ULTRAは32kgの重量を持ち上げる際でも、腰への負担は4~5kg程度に感じられるという。さらに、アクティブ歩行サポート機能を使えば、10kmの道のりを8kmに感じさせるようなサポートを提供、中腰の作業の負担を軽減するソリューションを実現し、負荷の大きい作業の快適性と生産性を向上させられると訴えている。
機械学習で常に最新の状態を保ち、OTA(Over-the-Air)アップデートを通じて新しい機能や性能を備えられる。
(藤原秀行)※いずれもGerman Bionic日本法人のGBS提供