両社の技術組み合わせ、積み荷状況の画像データから低積載や空荷のルート情報把握
日本パレットレンタル(JPR)とソニーセミコンダクタソリューションズ(SSS)の両社は1月17日、最適な共同輸送を実現するマッチングの実証実験を連携して始めると発表した。
1月22~24日に東京・有明の東京ビッグサイトで開かれる「第4回 スマート物流 EXPO -物流DX/ロボット/カーボンニュートラル展-」で参加企業を募集する。
JPRが展開しているAIを活用した共同輸送のマッチングサービス「TranOpt(トランオプト)」と、SSSが手掛けている高性能のエッジAIカメラを使った画像センシング技術「ITRIOS(アイトリオス)」を組み合わせ、画像データを解析して得た低積載や空荷のルート情報を生かして共同輸送を実現させることを想定している。
ブースイメージ(両社提供)
具体的には、エッジAIカメラをトラック庫内またはバースに設置し積み荷状況を撮影、イメージセンサー内で画像データを解析して積載率をデータ出力する。このデータから低積載や空荷のルートを把握、TranOptと当該ルートの情報を連携させ、混載便や帰り便のマッチング処理を行い、共同輸送を促進することを狙う。
(藤原秀行)