プラスチックトレーの使用取りやめ簡素化、段ボールの体積45%削減見込む
ニッスイは1月14日、プラスチック使用量削減の一環として、2003年に発売したロングセラー商品のフレークタイプの風味かまぼこ「海からサラダフレーク 120g・72g」に関し、プラスチックトレーを使用しない包装形態に変更すると発表した。
従来品はプラスチックトレーにフィルムをかけてラベルを貼付していた。包装フィルムを筒状に成形しながら内容物を包みヒートシールで圧着する「ピロータイプ」に切り替えることで、プラスチック使用量を「海からサラダフレーク 120g」で45%、「同 72g」で43%削減できると見込む。
この取り組みを、他のフレークタイプの風味かまぼこ商品でも推進すれば、年間約110tのプラスチック削減になると想定している。
新商品は1月22日に東日本エリアで販売を開始。他のエリアも順次切り替えていく予定。
今回の変更内容は、包材における環境配慮を示すニッスイ独自のマーク「みらいの海へ」で、新商品パッケージ裏面に記載する。
包装形態の変更に伴い、内容量は維持しながら商品サイズを従来品より小さく収め、配送用段ボールサイズを縮小できるため、「海からサラダフレーク 120g」で段ボールの体積を約45%削減することが可能と試算。輸配送車の積載効率向上やCO2排出削減も見込めるとみている。
(藤原秀行)※いずれもプレスリリースより引用