冷凍庫から取り出し解凍、好きな時間に利用可能で健康経営促進
健康機器大手のタニタは2月4日、国分グループ本社と連携し、全国で展開している健康なメニュー「タニタカフェ」の食事がオフィスで手軽に食べられる法人向けの“置き社食“サービス「タニタカフェ at OFFICE」の提供を始めると発表した。
利用企業は社員用の食堂やカフェを持たなくても、オフィス内に設置した冷凍庫からタニタカフェの健康的な食事を従業員らが自由に選び、PayPayで購入して電子レンジで温めて食べられるようになる。
食品卸大手の国分グループ本社、同社グループ本社で弁当や総菜の調理などを手掛けるデリシャス・クック、BtoBの業務用食品流通を専門とするミクリードの3社と協業。国分グループ本社が持つ食品流通のノウハウを活用するほか、商品の製造はデリシャス・クックが担当する。受注から配送まではミクリードが担う。
併せて、月に1回、タニタの管理栄養士が従業員に向けて健康に関するコラムとオリジナルレシピを提供したり、オプションとして健康ポイントを付与したりすることで、企業の健康経営を促進する。
初期導入費は6万円)、月額利用料金は4万5000円(いずれも税別)で商品代金は別途必要。導入時にオフィスで用意するものは専用の冷凍庫を置くスペースと電子レンジのみのため、容易にサービスを始められると見込む。
同日、関東1都7県(東京・茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉・神奈川・山梨)をサービス対象エリアとして専用サイトで申し込みの受け付けを開始した。タニタは初年度に100社の導入獲得を目指す。
タニタカフェ at OFFICEの設置イメージ
商品ラインアップは厳選した6種の食事メニュー(ショートパスタ2種、カレー1種、スープ3種)と2種のスイーツメニューの計8品。導入した企業が在庫の状況に応じて商品を発注すれば、翌日以降、指定日に冷凍便で配送する。
ランチに加えて、朝食や夜食、家に持ち帰っての食事としても活用することが可能と見込む。
野菜をたっぷり取れるよう配慮したラインアップ(盛り付けイメージ)
■メニュー一覧
・「噛む」サーモンと雑穀のショートパスタ 豆乳トマトソース 289kcal 野菜量127g
・「噛む」チキンと雑穀のショートパスタ 豆乳カルボナーラソース 372kcal 野菜量125g
・トマト仕立てのピリ辛スパイスカレー 480kcal 野菜量126g
・かぼちゃとベーコンのとろーり豆乳ポタージュ 221kcal 野菜量81g
・大豆ミートとレモンのジンジャースープ 111kcal 野菜量86g
・チーズ香る鶏肉とお豆のチリトマトスープ 190kcal 野菜量101g
・ベイクドチーズケーキ 198kcal
・ガトーショコラ 184kcal
※今後は期間限定メニューなども追加していく予定
(藤原秀行)※いずれもタニタ提供