郵船ロジ、「ONE GREEN BELT」利用した輸入内国貨物の内航船輸送サービス開始

郵船ロジ、「ONE GREEN BELT」利用した輸入内国貨物の内航船輸送サービス開始

「2024年問題」受け、モーダルシフト需要に対応

郵船ロジスティクスは2月3日、オーシャン ネットワーク エクスプレス ジャパン(ONEジャパン)が提供するサービス「ONE GREEN BELT」を利用し、海上輸入貨物の国内輸送に内航船を利用したサービスを開始したと発表した。

ONE GREEN BELTは、ONEジャパンが2024年7月にスタート。京浜港で内国貨物になった海上輸入コンテナを、内航船に接続し、最終仕向け地の最寄り地方港まで輸送している。郵船ロジは同サービスを活用し、内航船を使ったモーダルシフトを顧客に提案、脱炭素のニーズに対応する。

 
 

内航船を利用することで、国内配送のトラック輸送距離を大きく短縮できる上、空コンテナの返却先が地方港になるため、東京港をはじめとした主要港の混雑解消にも寄与すると想定している。

まずONEジャパンが提供する対象航路(京浜港から東北・北関東エリアのCY=コンテナヤード)でサービスの提供を開始した。

「物流2024年問題」対応として、長距離配送の見直しを迫られている顧客が多いのを踏まえ、郵船ロジは東北エリアへの配送を中心にモーダルシフトの実績を獲得している。ONEジャパンの対象航路拡大に伴い、順次エリアを広げていく予定。

(藤原秀行)

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