鴻池運輸、双日テックイノベーションの内部不正対策ソリューション導入

鴻池運輸、双日テックイノベーションの内部不正対策ソリューション導入

セキュリティログの確認工数10分の1に削減、属人的な運用体制解消

双日傘下の双日テックイノベーション(STech I)は1月28日、同社の内部不正対策ソリューション「Proofpoint ITM(Insider Threat Management)」と「Proofpoint Endpoint DLP(Data Loss Prevention)」を鴻池運輸が導入したと発表した。

鴻池運輸は既存の外部脅威対策に加え、内部不正監視のソリューション導入とSIEM(セキュリティ情報イベント管理)によるログの相関分析が可能となり、セキュリティ体制の強化につなげられるとみている。

 
 

鴻池運輸では中期経営計画でセキュリティの強化を重要施策の一つに設定。DX推進と並行して取り組みを進めている。ICT推進本部の設置で抜本的なICT改革を開始し、社内のITシステムやツールの使用実態を把握、内部不正に対するセキュリティ監視の効率化を図るため、今回のソリューション導入に踏み切った。

導入に伴い、セキュリティログの確認作業を一元化し、運用工数を従来の10分の1程度まで削減できたほか、チーム全体で対応可能となり、属人的な運用体制を解消できたという。

さらに、約100種類のセキュリティポリシーを実装し、多角的な不正検知を実現。疑わしい行動の自動スクリーンキャプチャ機能を駆使することで、確実な証拠保全が可能になったとみている。

(藤原秀行)

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