アジア・太平洋地域の輸配送ネットワーク拡大図る
安田倉庫は2月17日、米国で海運や港湾の領域を所管する独立行政委員会、連邦海事委員会(FMC)から2月6日付でNVOCC(非船舶運航業者)として承認を受けたと発表した。
(いずれも安田倉庫提供)
現行の「長期ビジョン2030」と中期経営計画「変わらず、変える。YASDA Next Challenge 2024」で打ち出している物流事業の基本戦略「国内外の輸配送ネットワーク拡充」を図るため、登録を申請した。
FMCは米国船社と米国貿易に従事する外国海運企業の運賃・役務などに関する規制・監督を担当している。同社はNVOCCとして登録を認められたことで、FMC管理下の船会社と直接、運賃契約を締結できるようになる。
NVOCCとしてハウス船荷証券を発行し、米国向けの輸出海上輸送業務を行うことが今後可能となる。アジア・太平洋地域の輸配送ネットワーク拡大・連携強化につなげていきたい考えだ。
(藤原秀行)