株式80%取得し傘下に
日本郵船は2月17日、ENEOSホールディングス傘下でグループの海運事業を手掛けるENEOSオーシャンから原油タンカー以外の同事業を承継し、日本郵船が株式の80%を取得して子会社化することを計画している新会社の社名を「NYK Energy Ocean(エヌワイケイ・エナジー・オーシャン、NEO)」に決めたと発表した。
海運事業承継の方針は2024年7月に開示していた。NEOは同年8月に発足した。
NEOはLPG(液化石油ガス)船、ケミカルタンカー、プロダクトタンカー(石油製品船)、貨物船(ドライバルク船)などを運航する予定。
既に公正取引委員会など国内外の規制当局の承認手続きを24年末までに完了した。25年4月1日に日本郵船が株式を得てNEO社が正式に発足する予定。社長には日本郵船の代表取締役専務経営委員などを歴任してきた力石晃一氏が就く。
新会社名の決定と併せて、NEOのロゴを新たに作成。日本郵船の社旗でアイデンティティとしても活用している「二引き」(郵便汽船三菱会社と共同運輸会社が合併して誕生したことを象徴した言葉)をベースに海上輸送を連想させる流線型を取り入れたシンボルマークで成る。
NYK Energy Oceanの概要
商号(会社名)
和名:NYK Energy Ocean株式会社
英名:NYK Energy Ocean Corporation
本店所在地:神奈川県横浜市
事業内容:LPG、ケミカル、石油製品、鉱石、石炭、木材等の海上輸送
代表者:力石晃一(2025年4月1日就任予定)
設立日:2024年8月8日
株主:日本郵船株式会社80%、ENEOSオーシャン株式会社20%(本件取引成立後の株主構成)
(プレスリリースより引用)
(藤原秀行)