ロジスティード株式会社は、リチウムイオンバッテリーの保管効率を向上させるため、専用のオールスチール製耐火性コンテナ「LIB-CON™」(リブコン)を開発しましたので、お知らせいたします(特許出願中)。
背景と目的
リチウムイオンバッテリー(以下、LIB)は、近年EV自動車の車載用LIBを中心に成長市場となっており、新品のみならずリサイクル・リユースの分野でも日本の産業政策・経済安全保障政策において、注力対象となっています。一方で倉庫保管する際、電解液の合計量によって貯蔵場所の構造、保管方法等に多くの制約が設けられており、保管倉庫の供給不足が懸念されています。この現状を踏まえ、令和6年消防庁通知:消防危第303号※1の要件を満たす専用のコンテナを開発しました。一般倉庫に本コンテナを格納する場合、危険物(コンテナ)間の空地の規制等が緩和され、より多くのコンテナを保管できます※2。
2025年1月より、当社グループの物流センターで導入を進め、LIBの保管や取扱い拡大のニーズに対応してまいります。
※1
消防危第303号:リチウムイオン蓄電池の貯蔵および取扱いに関する運用についての通知で、LIBの貯蔵方法や設備の技術上の基準などが含まれる
※2
コンテナ1台当たりのLIBの電解液量の要件は、非水溶性LIB200L未満、水溶性LIB400L未満
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