現地のヘリチャーター会社から最大50機のプレオーダー獲得
「空飛ぶクルマ」の開発やドローン関連サービスを手掛けるSkyDriveは2月28日、アラブ首長国連邦（UAE）のドバイでヘリコプターチャーターを展開しているAeroGulf Services（エアロガルフ・サービシーズ）と、高級ホテルなどが立ち並び、観光名所となっている人工島「パーム・ジュメイラ」で空飛ぶクルマを事業化することに関する検討の覚書を締結したと発表した。
エアロガルフが、SkyDriveの空飛ぶクルマ「SKYDRIVE」最大50機をプレオーダー（一般発売に先駆けた購入申し込み）することで合意した。
SkyDriveは国内に加え、米国やアジア、中東といった海外市場でも空飛ぶクルマの事業を展開していくことを目指している。
AeroGulf Servicesはドバイ初の商用ヘリコプター運航会社で、ヘリコプターのチャーターや油田の輸送、映画撮影、救急医療サービスなど、航空サービス事業に注力している。
今後、AeroGulf Servicesは電動でCO2を排出せず環境負荷が低い空飛ぶクルマを使用した観光事業への参入を目指している。3人乗りのコンパクトな「SKYDRIVE」に魅力を感じ、プレオーダーに踏み切った。
提携により、両社はドバイの観光スポットのパーム・ジュメイラで商用飛行させることを目指し、ルートを検討する。
パーム・ジュメイラを遊覧する「SKYDRIVE」のイメージ（SkyDrive提供）
（藤原秀行）
