国交省、港湾のターミナル脱炭素化を評価する「CNP認証(コンテナターミナル)」創設

国交省、港湾のターミナル脱炭素化を評価する「CNP認証(コンテナターミナル)」創設

5段階で表現、荷役自動化など促進図る

国土交通省は3月21日、脱炭素化を進めている港湾のターミナルを認証する制度「CNP認証(コンテナターミナル)」を創設したと発表した。2025年度に申請を受け付ける。

国交省は脱炭素化に配慮した港湾機能の高度化や水素・アンモニアの受け入れ環境整備などを図るカーボンニュートラルポート(CNP)の形成を推進している。

 
 

新設する認証制度もその一環。脱炭素化の取り組みを透明化し、客観的に評価することで港湾の荷役自動化などを後押しする狙いがある。

新認証制度の対象は国内の港湾のコンテナターミナル。港湾管理者が運営する公共ターミナルの場合は港湾管理者、民間事業者が運営する公共ターミナルの場合は借り受け者またはターミナルオペレーターなどがそれぞれ申請する。

取り組みの実施がどの程度進んでいるかに応じてレベル1からレベル5までの多段階の認証レベルで評価する。受付開始は今年6月ごろを予定している。


CNP認証のロゴマーク(国交省提供)

(藤原秀行)

政策カテゴリの最新記事