商船三井、海運の脱炭素促進でアンモニア燃料の大型船9隻整備へ

商船三井、海運の脱炭素促進でアンモニア燃料の大型船9隻整備へ

ベルギーの海運会社と共同保有・定期運用

商船三井は3月24日、ケミカル船の運航事業を担うシンガポールの現地法人MOL Chemical Tankers(MOLケミカル・タンカーズ、MOLCT)が、ベルギーの海運会社CMB.TECH(CMBテック)と、アンモニアを主燃料として運航可能なケープサイズバルカー、ケミカルタンカーの計9隻を共同で保有・定期用船すると発表した。

商船三井は、アンモニア二元燃料のケープサイズバルカーおよびケミカルタンカーとして世界で初めて竣工する予定と説明している。

 
 

9隻はいずれも中国の造船会社に発注。2026~27年に順次完成する計画。


アンモニア燃料船のイメージ

アンモニアは燃焼してもCO2が出ないため、脱炭素に向けた有力な燃料として海運業界で期待が高まっている。CMBテックと連携し、積極的に活用していきたい考え。


2050年までのネットゼロ・エミッション実現に向けた道筋

(藤原秀行)

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