東京ガスと三菱地所、物流施設に設置の太陽光パネルで生み出した再エネ由来電力をより有効活用へ

東京ガスと三菱地所、物流施設に設置の太陽光パネルで生み出した再エネ由来電力をより有効活用へ

余剰分を別のビルに供給

東京ガスと三菱地所の両社は3月26日、需要地とは異なる場所の発電施設で生み出した再生可能エネルギー由来の電力を提供する「オフサイトフィジカルコーポレートPPA」(Power Purchase Agreement)の枠組みを活用した電力供給を開始しました。

三菱地所グループが所有する物流施設「ロジクロス座間」(神奈川県座間市)の屋上に、東京ガスエンジニアリングソリューションズ(TGES)が設置した太陽光パネルで作り出している再生可能エネルギー由来の電力の余剰分を、今年4月から同じく三菱地所グループが運営している「丸の内仲通りビル」(東京都千代田区丸の内、地上10階・地下4階・塔屋2階)に送電する。

 
 

「ロジクロス座間」は2023年11月竣工。TGES独自のエネルギーサービス方式で太陽光発電設備(2200kW)を設置している。現状、発電電力量は自家消費分を上回るため、余剰分をより有効活用できるようにする。

「丸の内仲通りビル」は「トラッキング付非化石証書」を使い、実質的に再エネ由来電力を使ってきた。新たな枠組みを取り入れ、使用電力の一部を「ロジクロス座間」で作り出した再エネ由来電力に切り替える。

■物件概要
ロジクロス座間
所在地:神奈川県座間市栗原493-5
敷地面積:約80,800㎡(約24,400坪)
延床面積:約178,500㎡(約54,000坪)
建築主:座間デベロップメント特定目的会社(三菱地所の特定子会社)
    ENEOS不動産株式会社
竣工:2023年11月30日

丸の内仲通りビル
所在地:東京都千代田区丸の内二丁目2番3号
敷地面積:約4,529㎡(約1,370坪)
延床面積:約46,102㎡(約13,945坪)
建築主:三菱地所株式会社
竣工:1963年1月

(藤原秀行)※いずれも両社提供

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