第一生命が九州で初投資の物流施設竣工、九州センコーロジが1棟借り

エコ配HD系のecoプロパティーズがAM業務

第一生命保険とエコ配ホールディングス系で物流施設のアセットマネジメント（AM）業務を手掛けるecoプロパティーズは3月31日、ecoプロパティーズがAM業務を担う佐賀県鳥栖市のBTS型物流施設「D‐LIFELOGI鳥栖」が2月28日に竣工したと発表した。

「D‐LIFELOGI鳥栖」は地上3階建て、倉庫棟の延床面積は4万5552㎡（約1万3779坪）。センコーグループホールディングス（GHD）傘下の九州センコーロジ専用施設として運営する。

　
　

施設の外観

九州自動車道・長崎自動車道・大分自動車道が交差する鳥栖JCTから至近で、博多港や福岡空港といった物流ハブ、配送先となる九州全域へのアクセスにも強みを持つ。

九州センコーロジのニーズを反映し、全天候型の屋内低床接車バースを採用。配送業務の安定性・効率向上を後押しする。72時間連続稼働可能な非常用自家発電設備や自家給油スタンドを併設しており、災害時にも持続的な商品保管・配送を確保するとともに、救援物資の保管拠点の役割も果たせるようにしている。

第一生命はこれまでも、不動産投資分野における長期・安定的な運用収益の獲得とリスク分散の取り組みを推進する中で、投資対象資産の用途分散の観点やeコマース市場の成長などを考慮して物流施設にも投資している。これまでの投資対象施設は首都圏が中心だったが、九州地方における各種物流ニーズの高まりも踏まえ、第一生命にとって初となる、九州地方の物流施設への投資に踏み切った。

施設概要

■立地・交通アクセス

　
　

物流施設周辺の広域図

物流施設周辺の狭域図（いずれもプレスリリースより引用）

（藤原秀行）