船積みスケジュールを自動取得、確認工数削減
Shippioは4月22日、チャッカマン・ライター類の老舗メーカー、東海(東京都新宿区西新宿)が、Shippioの荷主企業向け貿易業務管理SaaS「Shippio Cargo」を導入したと発表した。
東海の業務部は主に海外工場で生産した製品の日本への輸入業務、製品部材の海外工場への輸出業務を担当。その際、危険品を扱うため、輸入スケジュール管理や通関手配には特に注意が求められる上、船の遅延や貨物情報について倉庫や通関業者、社内営業など多方面へメールやエクセルで同じ連絡を繰り返さなければならないことが課題だった。
併せて、担当者は常に連絡や問い合わせへの対応に追われ、残業時間も増えていた。
「Shippio Cargo」は東海が特に重視していた船のトラッキング・スケジュールの一元管理・社内外へのチャット連絡の機能を兼ね備えていたことから導入を決定した。
製品イメージ(Shippio提供)
「Shippio Cargo」のトラッキング機能により、変更が生じやすい船積みスケジュールを自動取得できるようになり、確認工数の削減につながっているほか、社内外関係者が「Shippio Cargo」内の案件ページで、同時に情報を確認できるようになった。
加えて、そのまま同じページからチャットでのやりとりや貿易書類の授受もできるため、問い合わせ対応や書類管理の時間も激減し、本質的な貿易業務に注力できる体制になったという。
(藤原秀行)