三井不とENEOS不の共同開発案件を1棟借り、レイアウト最適化や作業自動化でコスト削減・業務効率改善
三菱ふそうトラック・バスは5月7日、川崎市の東扇島エリアに構えていたノックダウン(KD、車両部品を輸出した上で完成車に組み立てる生産方式)輸出部品倉庫を横浜市新子安地区に移転、「新子安グローバルロジスティクスセンター」として5月6日に業務を始めたと発表した。
新拠点は三井不動産とENEOS不動産が共同開発した物流施設「MFLP横浜新子安」(横浜市鶴見区生麦)に入居。地上5階建て・延床面積約12万㎡の倉庫全体を貸借している。
三菱ふそうは移転により、輸出港との距離を短縮して物流コストを削減するほか、レイアウトの最適化や梱包仕分け作業の自動化を進め、作業効率の向上を図る。
東扇島拠点は1991年の操業開始以来、20を超える海外市場に向けてKD部品を輸出してきた。輸出先は三菱ふそうとして最大の輸出市場のインドネシアや台湾も含んでいる。
操業開始以来、東扇島から輸出した車両の数は、2025年4月末までに約220万台に上っている。
新拠点が所在する「MFLP横浜新子安」(プレスリリースより引用)
(藤原秀行)