大林組、神奈川・厚木で自社開発のマルチ型物流施設開発

大林組、神奈川・厚木で自社開発のマルチ型物流施設開発

6.2万㎡、26年12月竣工予定

大林組は5月8日、神奈川県厚木市で物流施設「(仮称)OAK LOGISTICS CENTER厚木」の工事に着手したと発表した。

大林組が事業主として、自ら開発を手掛ける物流施設としては13件目という。地上4階建て、延床面積は6万1877㎡を想定しており、2026年12月の竣工を見込む。

 
 


完成イメージ

圏央道の相模原愛川ICから約3.8km、圏央厚木ICから5.3km。首都圏への配送に加え、圏央道経由での東名高速道路・中央自動車道の利用により、関東全域、さらに西日本もカバーできる広域配送拠点として運営可能と見込む。

スロープ方式で1階を低床バース(44台)、最大床荷重を3.0t/㎡、3.5tカウンターフォークリフト(2~4階は2.5tカウンターフォークリフト)が走行可能な仕様を採用。重量物の取り扱いにも柔軟に対応できるようにする。

最小区画は約1340坪からで、最大7テナントが入居可能とする。

屋上に太陽光発電設備を設置し、再生可能エネルギー由来の電力を施設全体に供給、環境負荷低減を図る。

構造部分に使用するコンクリートの一部には、大林組が開発した低炭素型のコンクリート「クリーンクリート」を用いる予定。建設と運用の両面で環境に配慮することで、CASBEE、BELSなどの環境認証を取得する予定。

 
 

施設概要

名称 (仮称)OAK LOGISTICS CENTER 厚木
所在地 神奈川県厚木市下川入123番1
交通 圏央道「相模原愛川」IC(約3.8km)
「圏央厚木」IC(約5.3km)
敷地面積 2万7,591.58㎡(8,346.45坪)
延床面積 6万1,877.58㎡(1万8,717.96坪)
貸床面積 約5万4,577㎡(約1万6,510坪)
規模・構造 4階建て/S造
駐車場台数 大型車:16台、乗用車:63台
設計 株式会社陣設計
設計監修・施工 株式会社大林組
着工 2025年5月1日
竣工 2026年12月(予定)
その他 トラックバース:1階低床式44台、2階高床式40台
床荷重:1階3.0t/m2、2~4階1.5t/m2
梁下有効:1階6,530mm、2~4階5,500mm


位置図(いずれもプレスリリースより引用)

(藤原秀行)

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