i-PROのAIカメラと連携
Hacobuとネットワークカメラなどを手掛けるi-PROの両社は5月12日、トラック予約受付サービス「MOVO Berth(ムーボ・バース)」とAIカメラの連携を6月に始めると発表した。
両社は連携により、「MOVO Berth」ユーザーは予約情報と照合したゲート開閉、入退場および荷役作業の記録自動化、録画映像の活用による業務改善など、物流拠点における運用効率をさらに向上できると見込む。
「物流2024年問題」対策の一環として、政府が荷主企業や物流事業者に物流施設での荷待ち・荷役時間の短縮を強く促しているのに対応する。
MOVO Berthと、AIカメラが備えている車両ナンバー認識機能を活用するほか、新たにi-PROが提供を開始する「バース予約システム連携アプリケーション」を駆使する。
到着・出庫の正確な時刻を即時にシステムへ反映したり、入退場受付や荷役時間の登録を自動化したりすることで荷待ち時間削減や記録に基づく荷役作業の改善につなげられると想定している。
i-PROのAIカメラは、カメラ内で画像解析を行うため、画像解析のためのサーバー・クラウドが不要で、シンプルな構成が特徴。低コストでの導入と運用が可能になると見込む。
さらに、入口付近のカメラに車両を識別させ、予約車両の場合はゲートを開けるなどの制御・指示が可能なため、スムーズな入退場で、荷待ち時間を短縮できるとみている。
(藤原秀行)※いずれも両社提供