国内ロジスティクス事業を強化
NIPPON EXPRESSホールディングス(NXHD)は5月16日、傘下のNX南アジア・オセアニアを通じて、バングラデシュで国内ロジスティクス事業を手掛ける物流企業Cold Chain Bangladesh(コールドチェーン・バングラデシュ)の株式20%を5月15日付で取得したと発表した。具体的な取得額は開示していない。
NXグループは2012年にバングラデシュへ進出して以来、アパレル産業を中心とするバングラデシュ発の国際フォワーディングを中心に事業を拡大してきた。バングラデシュ事業をさらに伸ばすため、内需拡大に伴うバングラデシュ国内の物流事業強化も図っている。
コールドチェーン・バングラデシュはダッカを本拠地とし、国内の販売物流に強みがある3PL事業者。バングラデシュ全土にわたって物流事業基盤を有しており、温度調節が必要となる商品の保管・配送を含むあらゆる商品を一括して担えるという。
NXHDグループはコールドチェーン・バングラデシュの持つ同国内のロジスティクススネットワークやアセットを活用することで、国内ロジスティクス事業を強化し、成長する内需から派生する物流機会の取り込みを目指す。
併せて、フォワーディングをはじめとするNXグループのグローバルロジスティクスネットワークを活用し、顧客のサプライチェーンに対するEnd to Endソリューションを提供する。
コールドチェーン・バングラデシュの概要
名称 | Cold Chain Bangladesh Limited |
所在地 | Shanta Western Tower, Level-5, 501 & 502, 186, Gulshan-Tejgaon Link Road, Tejgaon I/A, Dhaka-1208 |
拠点・設備 | 国内10都市13拠点(温度調節機能付・拠点図参照) 車両数 50台(温度調節車含む) |
代表者の氏名・役職 | Rezaul Alam/ 代表取締役社長 |
事業内容 | 物流事業(倉庫配送、国内トラック輸送)、その他付加価値業務 |
【拠点図】
(藤原秀行)※いずれもプレスリリースより引用