家族手当や出産補助も増額
常石造船は6月16日、従業員の待遇改善を目的とした人事制度の改定を実施したと発表した。
同社は2028年までの現行の中期経営方針で、5つの戦略の1つに「人材開発」を掲げており、今回の改定もその一環。給与水準の大幅な引き上げ、家族手当と出産補助の拡充に踏み切った。
具体的には、新卒初任給28万円に引き上げたほか、子育て世代への支援策として、健康保険法上の被扶養者となる満22歳までの子どもに対する家族手当を、従来の1人当たり月額5000円から1万円に増やす。
さらに、これまで国の補助および同社の制度では十分に補えなかった出産費用は、出産補助として1人目は20万円、2人目以上は30万円とする。
(藤原秀行)