西鉄ストア、福岡・柳川で朝採ったとうもろこしを電車使い店舗まで運搬

西鉄ストア、福岡・柳川で朝採ったとうもろこしを電車使い店舗まで運搬

トラックより時間を半分に短縮、環境負荷低減など図る

西日本鉄道グループで食品スーパーを展開している西鉄ストアは6月16日、西鉄天神大牟田線近郊の企業や生産者などと連携し、西鉄の電車を使い、新鮮なとうもろこしを店舗まで運ぶ実証実験を行うと発表した。

西鉄グループは2023年9月、西鉄の電車を利用した小荷物運搬事業の実証実験を開始。今回の取り組みもその一環。

 
 

6、7月の計4回にわたり、当日朝に収穫した野菜を福岡県久留米市の「大善寺駅」に停車中の西鉄列車に積載し、福岡市の高宮駅まで輸送する。

到着後は同駅直結のスーパーマーケット「にしてつストア高宮店」内特設ブースで店頭販売する。筑後地区~福岡市内を列車で運搬することで、トラックなどを使うよりも時間を半分程度に短縮できるため、より新鮮な野菜を直接消費者に届けることで店舗利用客の満足度を高めるとともに、物流の環境負荷低減や人手不足対応につなげられると見込む。

運搬は午前9時半に大善寺駅を出発する普通列車を使う。杏里ファームスタッフが同駅のホームで列車に朝採れたとうもろこしを積み込み 運転室に積載する。

取り扱うのはとうもろこし・バイカラーコーン(品種ドルチェドリーム)約18㎏。8月中旬にはシャインマスカットを運ぶことを予定している。


朝採りとうもろこし(品種:ドルチェドリーム)2Lサイズ以上で1本約350g

(藤原秀行)※いずれも西鉄ストア提供

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