入荷予約システム浸透や発注リードタイム延長など推進
スーパーマーケットのバローホールディングス(HD)は7月9日、政府が物流事業者や荷主企業と連携してトラックドライバーの就労環境改善などを図る「ホワイト物流」推進運動に賛同すると発表した。
同8日に運動の事務局へ自主行動宣言を提出した。グループで物流を担う中部興産を軸にグループ全体で取り組みを加速していく。
バローHDは主な施策として、入荷予約システムの活用や加工食品の発注リードタイムの変更、入出荷許容率(3分の1ルール)見直しを表明。
具体的な行動として、ロジクリエイト製のシステム「Li-SO」を愛知県一宮市の「一宮ドライ物流センター」などへ導入、6月末時点で248社がシステムを利用し、事前予約比率が90%に達していることを明らかにした。
併せて、今年11月をめどに、発注データ受信を従来の「店舗到着1日前」から「2日前」に変更することや、入出荷許容日を順次緩和していることも説明した。
(藤原秀行)