「教員確保困難」と説明、在校生は引き続き指導
船員を養成する国立館山海上技術学校(千葉県館山市)は6月20日、2026年度から入学生の募集を停止すると発表した。
同校は「教員の確保が難しく、教育体制を維持することが厳しい状況となっているため」と説明。在校生には卒業と乗船実習科修了まで指導を続けると強調している。
千葉県内で船員を目指す人に対しては、今後は県立館山総合高校の海洋科への進学を検討するよう呼び掛けている。
同校は1963年、館山海員学校として開校。2001年に校名を現在のものに改称した。現在、中学校卒業者を対象とする海上技術学校は同校と長崎県の「国立口之津海上技術学校」の2カ所。
(藤原秀行)