九州支社、懲戒解雇に
日本郵便九州支社は7月2日、熊本県天草市の「本渡郵便局」で働いていた10代の期間雇用社員が、荷物500個を配達せずに捨てていたと発表した。同支社は7月1日付で当該社員を懲戒解雇処分とした。
同社によると、当該の元社員は今年4月、送り主が指定した地域内の配達可能な全世帯・事業所に荷物を届けるサービス「タウンプラス」で請け負った荷物500個を届けず、配達エリア外の公共施設に隣接するごみ集積所に廃棄していた。
廃棄された荷物を見つけた住民が近隣の郵便局に通報、社内調査の結果、問題が発覚した。当該の元社員は捨てたことを認めており、他の荷物も捨てたと証言しているという。
同社は器物損壊の疑いがあるとして、熊本県警天草署に相談している。
同社は「今回の事態を真摯に受け止め、社員指導を徹底してまいります」と謝罪した。
(藤原秀行)