阪急阪神不動産とCRE、ベトナム北部で新たな物流倉庫開発プロジェクトに参画

阪急阪神不動産とCRE、ベトナム北部で新たな物流倉庫開発プロジェクトに参画

計6棟を新たに取得・建設、トータル24万㎡に拡大見通し

阪急阪神不動産とシーアールイー(CRE)は7月4日、ベトナム北部のディンブー工業団地内で、既に稼働中の倉庫1棟(賃貸面積約1万㎡)を有する物流倉庫用地を取得するとともに、同一敷地内に新たに5棟の倉庫「セムコープ ロジスティクスパーク(ディンブー)」を開発するプロジェクトに参加したと発表した。

両社はシンガポールの不動産会社Sembcorp Development(セムコープ・デベロップメント)と共同でSembcorp Infra Services(セムコープ・インフラ・サービス)に出資、ベトナム北・中部で物流倉庫の開発・運営に取り組んでいる。今回の案件もその一環。

 
 

5棟は2026年冬ごろの竣工を計画しており、完成するとセムコープ・インフラ・サービスを通じて運営する物流倉庫は、ベトナム北部の11棟(ハイフォン市内の10棟とハイズオン省内の1棟)、中部の6棟(クアンガイ省とゲアン省内の各3棟)を合わせて、計17棟・総賃貸面積約24万㎡に達する見通し。

◆本物件の概要
【プロジェクト名称】セムコープ ロジスティクスパーク(ディンブー)
【敷地面積】約150,000㎡(約45,000坪)
【建物構造】地上1階建
【棟数】6棟(うち1棟は既存倉庫の取得)
【賃貸面積】約90,000㎡(約27,000坪)(うち、新設倉庫約80,000㎡、既存倉庫約10,000㎡)
【着工】2025年6月
【竣工予定】2026年冬ごろ

ディンブー工業団地はベトナム北部最大の港湾都市・ハイフォンに位置し、同市と首都ハノイは主要幹線道路で結ばれておりアクセスに優れているため、広域物流拠点として高い優位性を有している。同団地は再生可能エネルギー(太陽光発電・風力発電)の活用やプラスチック廃棄物の再利用など、環境に配慮にした団地として知られる。


ベトナムにおける物流倉庫の竣工済物件一覧(いずれも両社提供)

(藤原秀行)

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