米スターウッド・キャピタルやカタール投資庁など出資、物流施設やデータセンターに積極投資継続
ESRグループは7月4日付で香港証券取引所への上場が廃止となった。
同社は昨年5月、複数の機関投資家から株式の非公開化に関する提案を受けたことを開示。検討の結果、株式市場などの動向に左右されず中長期的に経営改革と資産規模拡大を図るため、非公開化を受け入れることを決めていた。
現在は米不動産ファンド大手スターウッド・キャピタル・グループやカタール投資庁などがESRグループの株式を保有。三井住友銀行なども出資している。
今後は引き続き、アジア太平洋地域などで需要が見込める物流施設やデータセンターへ積極的に投資する方針。
(藤原秀行)