ロジクエストが関西空港対岸でTC神鋼不動産開発の物流施設に入居、9月運用開始

初の空港外拠点、越境EC貨物の取り扱い強化図る

ロジクエストは7月7日、関西国際空港（KIX）の対岸に位置する大阪府泉佐野市の物流施設「AS-LOGIりんくう」（延床面積1万581㎡、地上5階建て）に新倉庫を開設、9月1日に運用を始めると発表した。

「AS-LOGIりんくう」は東京センチュリーと神戸製鋼所、中央日本土地建物の3社が出資しているTC神鋼不動産が開発した。

　
　

ロジクエストは、これまで主に空港内エリアで国際貨物を取り扱ってきましたが、今後さらに需要が伸びるとみて、初めて空港外に倉庫拠点を構えることにした。

新施設は関西国際空港の対岸という優れた立地に加え、高い拡張性を有する物流施設という点を評価。最新のマテリアルハンドリング設備を導入し、増え続ける越境EC貨物の取り扱いを強化していきたい考え。

さらに、ロジクエストが全国で展開しているラストマイル輸送、長距離輸送（一般貨物）、配達スピードに特化したバイク便輸送を組み合わせ、幅広い国内集荷対応を可能にし、輸出業務における航空会社への搬入から海外配送までをハンズフリーで任せられる円滑なサービスの実現を目指す。

海上コンテナの積み込み、積み下ろしといった工程にも対応し、多様な貨物形態や物流要件にも柔軟に対応できる体制を整備する。

（いずれもロジクエスト提供）

（藤原秀行）