「重要提案行う可能性あり」と言及維持
シンガポールの投資ファンド、3Dインベストメント・パートナーズが三井倉庫ホールディングス(HD)株式を8.13%まで買い増したことが分かった。
3Dインベストメントが7月9日、関東財務局に株式保有の変更報告書を提出した。
同報告書によると、3Dインベストメントは4月28日時点の5.07%から株式を継続して買い増した。株式市場の内外で株式を取得した。
3Dインベストメントは株式取得の目的について「純投資及び状況に応じて経営陣への助言、重要提案行為を行うこと」と従来の説明を維持。これまでと同じく、「重要提案行為等を行う可能性がある」とも言及している。
3Dインベストメントは企業の株式を保有し、経営改善を強く迫るアクティビスト(物言う株主)として知られる。最近では日本製鉄の定時株主総会で現社長の再任に反対するよう他の株主に推奨した。
(藤原秀行)