環境変化へ即座に追従できる生産・供給計画の策定目指す
パナソニックコネクト傘下でサプライチェーンの業務効率化支援ソフト大手、米Blue Yonder（ブルーヨンダー）は7月17日、神戸製鋼所傘下のコベルコ建機がブルーヨンダーの需給計画ソリューションを本格的に稼働させ、グローバルな生産・販売オペレーションのデジタル化を開始したと発表した。
コベルコ建機は建設機械、輸送用機器など幅広い製品をグローバルに提供している。サプライチェーンを取り巻く環境が劇的に変化する中、市場の変動に対する意思決定のスピード感向上やPSI（生産、販売、在庫）の最適化を目指し、環境変化へ即座に追従できる生産・供給計画を策定するためのソリューションを求めていた。
コベルコ建機はブルーヨンダーのソリューションを生かし、市場変動に強いグローバルな生産・販売体制への変革、サプライヤーから生産拠点に至るグローバル・ネットワーク全体の需給プロセスの可視化、制御、編成などを実現したい考え。
ブルーヨンダーは自社の需給計画ソリューションを使うことで、コベルコ建機が流通ネットワーク全体で適切な在庫を配置することを可能にし、在庫切れを最小限に抑えながら、販売機会の損失を減らし、製造コストを削減、利益を最大化するとアピールしている。
（藤原秀行）
