トライアルは積載率平均30%向上、ドライバー作業時間は月40時間短縮
日本GLPは8月6日、特定エリアで複数の物流施設を集中的に開発する「ALFALINK」プロジェクトの一環で運営している神奈川県相模原市の「GLP ALFALINK相模原」と千葉県流山市の「GLP ALFALINK流山」で、入居企業と協業した「ALFALINK共配」を開始したと発表した。
これまでにも日本GLPの物流施設を利用している荷主企業と、同社への納品配送を手掛けている佐川、JPロジ、日本GLPの4社で協業に踏み切った。
「ALFALINK共配」概要(プレスリリースより引用)
従来、佐川とJPロジはそれぞれが自社のトラックでこの入居企業への納品配送を展開していた。今後はJPロジの一部荷物を佐川に集約し、納品に投入するトラックの台数を削減。配送の効率化と積載効率の向上、CO2排出量の削減につなげられたという。
昨年11月にトライアルを実施した際、トラック積載率は平均で30%向上、1台当たりの積載個数は平均180%向上、ドライバーの総業務時間は1カ月当たり約40時間(1日換算で2時間)短縮、トラック走行距離は1カ月当たり約123mk(1日平均で6km)削減の効果を確認した。
まず相模原で開始し、流山にも広げている。日本GLPは今後は他の「ALFALINK」施設でも同様の取り組みを推進し、全国的に拡大していく予定。
(藤原秀行)