Shippio、貿易書類で新たにインボイスとパッキングリストの自動読み取り・計算機能を提供開始

Shippio、貿易書類で新たにインボイスとパッキングリストの自動読み取り・計算機能を提供開始

精度97%以上達成、貿易業務効率化の支援強化図る

Shippioは8月12日、クラウドベースで運営している貿易関連情報の管理効率化支援サービスで、新たに貿易書類のインボイス(輸出入貨物送付状)とパッキングリスト(梱包貨物明細書)に対応するAI-OCR(AIを活用した光学式文字読み取り)機能の提供を開始すると発表した。

既に展開している船荷証券(B/L)から対応する書類の範囲を広げ、貿易業務の効率化と精度向上をさらに強力に後押しすることを目指す。

Shippioのクラウドサービス上にアップロードしたPDFの書類をAI-OCR技術で読み取り、情報を抽出・転記する。貿易書類は発行者によってフォーマットが異なり、読み取り精度の担保が非常に困難なのが実情だが、自社のフォワーディングサービス「Shippio Forwarding」で蓄積した知見を基に改善を重ね、主要項目の読み取り精度97%以上を実現できたという。

併せて、AI-OCRで書類を読み込むと商品の金額や数量を自動で計算する機能も搭載している。Shippioは取引上の重要な数字の自動計算で正誤チェックが簡単に実施できるようになり、支払い・請求手続きや通関手続きの効率化とミスの削減につながると見込む。

加えて、パッキングリストのAI-OCR活用により、入荷貨物を迅速にデータ化できるため、在庫計上の効率化や正確性の向上を図ることが可能とみている。

(藤原秀行)※いずれもShippio提供

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